足に関する漢字100問

 

(1)フットボールやフットサルと言いますが、英語でいうFOOTとはどこのことで

しょう。(くるぶしから下)

 

(2)それでは、foot を漢字一字で書きましょう。(足)

 

(3)「足」の上の部分「口」は何をあらわしていますか。

  @あたまAからだBひざ (Bひざ)

 

(4)それでは「足」の下の部分「足ー口」は何をあらわしていますか。

  @歩いている2本足A道B足の型 (B足の型)

 

(5)足の下の部分は、足の型をあらわしています。

  さて、右足でしょうか。左足でしょうか。 (左足)

 

(6)それでは左足の足形一つからできた漢字はなんでしょう。

 (止)

  右側に出っぱった横棒が左足の親指をあらわしています。

  足形ではなく、足の裏だという全く逆の説もありますが、

  甲骨文字のイメージからして足形だという説で私は通したいと思います。

 

(7)左足形の上に、横棒を一本引きました。目的地や

ゴールをあらわす印です。

こ の字から、まっすぐに進む、まちがわないという意味の漢字ができました。

なんという字でしょう。 (正)

 

(8)「正」に「みち(ぎょうにんべんの篆書)」がつくとなんという字になりますか。 (征)

(9)     (8)の字を使って、遠くにせめていくという意味のじゅくごを言いましょう。

今では、スポーツの試合に出かけるときにも使います。 (遠征)

 

(10) (8)の字を使って、力づくで言うことを聞かせる支配するという意味の

じゅくごを言いましょう。 (征服)

 

(11)左足の足形の下に横棒を一本ひきました。スタートラインを表しています。

「正」と同じく、まっすぐに進むという意味になりました。なんという字でしょう。

   (ヒント:なおゆき、ひろゆき、としゆき、、、、) (之)

   

(12)「之」は「ゆく」という意味があるんですね。同じく「ゆく」という漢字を

書きましょう。

   「いく」は「ゆく」の口語形で、正式には「行(ゆ)く」なんですね。

   辞典を調べて始めて知りました。

   「行った」が「ゆった」と言えないからでしょうか。

   そういえば、「ゆくえふめい」は「いくえふめい」とは言えませんからね。

   「いくえもしらぬこひのみちかな」ではありえませんからね。 

   一人で納得しています。

 

(13)足は何画ですか。 (7画)

 

(14)「あし」は音読みですか、訓読みですか。 (訓読み)

 

(15)「あし」は音読みでは、なんと読むでしょう。 (そく、ぞく)

 

(16)春や秋に学校から出かける楽しみな行事です。

   足を使って遠くへ出かけることをなんといいますか。 (遠足)

 

(17)ものや人がたりないことをなんといいますか。 (不足)

 

(18)のぞみがかなう、みたされていることをなんといいますか。 (満足)

 

(19)くつのままという意味です。このままでは、おうちにあがれません。

   (土足)

 

(20)ぬいだはきもものことです。なんというでしょう。 (下足)

 

(21)くつもくつしたもはいていません。はだしともいいます。 (素足)

 

(22)事故などで片足をなくした人がつける人工の足のことです。 (義足)

 

(23)蛇の足とかいて蛇足(だそく)と読みます。どういう意味でしょう。

@足の速い人 Aもっとすばらしい Bよけいなつけたし  

 (Bよけいなつけたし)

 

(24)足の袋とかいて「足袋」はなんと読むでしょう。ヒント:げた、きもの 

(たび)

 

(25)「足」の訓読みは、「あし」のほかに何がありますか。

   (たりる、たる、たす)

 

(26)算数の「+」の記号は何とよみますか。 (たす)

 

(27)トイレに行くことを「〜を足す」といいます。 (用を足す)

 

(28)645年大化の改新で中大兄皇子(なかのおおおえのおうじ)といっしょに

   蘇我氏を倒した人は中臣鎌足です。なかとみのかま( )と読みます。

   (たり)

   「足」を「タり」と読ませています。

   今でも韓国語で、足のことを「タり」と言います。

   古代朝鮮語とやまとことばのつながりを感じます。

   ちなみに人名大辞典を見ると「糸井氏」は新羅より渡来と出ています。

   機織り職人の末裔でしょうか。祖父の故郷・京都天橋立付近では今でも

   「丹後ちりめん」の産地です。

   ちなみに、奈良(ナラ)は今でも韓国語で「くに」という意味です。

   漢字文化が東アジア文明の共通語だと確信します。

 

(29)食べ物がくさりやすいことを、「足が〜」といいます。 

   (足が速い)

 

(30)考えや行動がしっかりしていないことを、「足が〜〜」といいます。

   (足が地についていない)

 

(31)予算をオーバーして赤字になることを、「足が〜」といいます。

   (足が出る)

 

(32)部屋がちらかっているようすを、「足の〜〜」といいます。

   (足の踏み場もない)

 

(33)やくざなどの仕事をやめることを、「足を〜」といいます。

   (足を洗う)

 

(34)他人のじゃまをすることを、「足を〜」といいます。

   (足を引っ張る)

 

(35)疲れるほど歩き回ることを、「足を〜にする」といいます。

   (足を棒にする)

 

(36)しばらく来なく(行かなく)なることを、「足が〜」といいます。

   (足が遠のく)

「あし(足)」から「なつあし(各の上の部分)」に入っていきます。

 

(37)足へんの漢字をできるだけたくさん書いてみましょう。

   (距・跡・路・踊・跳・躍・践・踏・躊・躇・蹂・躙・・・・)

 

(38)この中で、一つだけ小学校で習う漢字があります。

   (路)

 

(39)「路」のつくり(右側)「各」を見てみましょう。

    「各」には、足形がかくれています。

    上の部分でしょうか。下の部分(口)でしょうか。

   (上)

    これを「なつあし」といいます。夏の下の部分から名がつきました。

    「なつあし」は、左足形が下を向いた象形文字です。

 

(40)下の部分(口)は何をあらわしているでしょうか。

    @口 A石 B穴                  (A石)

 

   「各」は、歩いている人が石につまずく意味から

   「一つ一つ当たる」から「おのおの」に変わりました。

   一説には、上の部分が神様で、下の部分が神様が下りる場所とも

   言われています(漢語林)。新漢語にはどちらも紹介されています。

   ぼくの個人的に好きな加納先生の「漢字の成り立ち辞典」では、

   「各」はもともと klak で、

   「l」が脱落して kak ・・・固いものにぶつかるイメージ

    「k」が脱落して lak ・・・一つ一つ連なるイメージ

 

(41) 加納説でいう kak のイメージの漢字を3つ書きなさい。

 

(42) 加納説でいう lak のイメージの漢字を3つ以上書きなさい。

   (41)も(42)も「各」がふくまれる漢字です。

   (41)

   客、額、格

   (42)

   落、絡、酪、略、路、洛、烙

 

(43) 説得力のある言語学的な説明ですね。

    この観点から、しばらく「各」にこだわってみます。

    さて、「各」には、足がつかえて止まるという意味があります。

    他人の家にとどまるという意味からできた漢字はなんでしょう。

    (客)

 

(44) 映画や演劇の見物人のことをなんといいますか。○客

    (観客)

 

(45) 「観客」をひっくりかえして「客観」とはどういう意味でしょう。

    小学生にわかるように、自分のことばで書いてみてください。

 

    と、書きながら自分で戸惑い、でも書いてみます。

 

   「自分の考えでものを見ないで、他人のつもりでものごとを見ること」

 

   それでは、各小学生向けの辞書で見てみます。

(例解小学漢字辞典・大村はま林四郎・三省堂)

自分に相対するものの意味で、

ものごとを見たり考えたりする心のはたらきとは関係なく、その外側に存在している

もの。また、心の働きの相手となるもの。

(新レインボー小学漢字辞典・石井庄司・学研)

自分の考えには関係なく、それ自体存在するもの。自分の考えを入れないで、ものごとをありのままに見ること。

(例解学習漢字辞典・藤堂明保・小学館)

自分の心からはなれて、その外側にあるもの。

(楽しい漢字教室・石井勲・ぎょうせい)

自分が見るのとは別に、それとはなれて独立して存在するもののことを言います。

 

どれもこれも、小学生にわかりかねるものばかりですね。

次進みます。

 

(46) 客観の反対は。 (主観)

 

(47) 「頁」は「頭」をあらわします。頭と各(固いものにぶつかるイメージ)

    があわさってできた漢字はなんですか。

    (額)

 

(48)額の音読みは「ガク」、では訓読みは。

    (ひたい)

 

おでこをあらわす「額」が、ものの値段をあらわしたり、壁に掛けるものをあらわす

ようになるところが不思議ですね。和語を追究していくのもおもしろそうですが、寄

り道はこのへんにして、、、、、

 

(49)「走」の、下の部分は何をあらわしているでしょう。 (左足の足形)

 

(50)「走」の、上の部分(土)は何をあらわしているでしょう。

   @大地 A道 B人        (B人:走っている人)

 

(51)「走(そうにょう)」のつく漢字をできるだけ書きましょう。

   (起、越、趣、超、赴)

 

(52)この中で、一つだけ小学校で習う漢字があります。どれでしょう。

   (起:3年生)

 

(53)「起」の「己」は何をあらわしているでしょう。

   @へび A Bベッド B人  (B人:ひざまづいている様)

 

(54)「走」は、走る人の下に足形をつけた会意文字ですが、

   走る人の下に、足形を3つつけた漢字はなんでしょう。

  (ヒント:手をふって走るさまと、たくさんの足跡で、さかんに走りまわる意)

   (奔)

 

(55)「走」の「土」のかわりに「ウ(うかんむり)」がついた漢字、

   家の中に足跡はなんという字でしょう。

   (定)

 

(56)左の足形の下に、右の足形をたてに並べた図からできた漢字はなんでしょ

う。

   (歩)

 

(57) 「歩」の音読み3つと訓読み二つを10秒で書きなさい! はじめ!

   (音読み・・・ホ、フ、ブ、プ、ポのうち3つ  訓読み・・・歩く、歩む)

 

(58) 「水」+「歩」で、水の中を一歩一歩進むという字が生まれました。

    相手の領分にふみこむという意味にも使います。

    できれば熟語も書いてみましょう。

    (渉  干渉、交渉)

 

(59) 「歩」+「頭」で、しきりに、間をおかずにという字になりました。

    できれば熟語も書いてみましょう。

    (頻  頻出、頻繁)

 

(60) 「水」+「歩」+「頭」で、すれすれに近づく、差し迫るという字になり

ました。できれば熟語も書いてみましょう。

(瀕  瀕死)

 

(61) 「人」は人間が左向きに立っている象形文字です。

    「人」横に二つ並んだらなんという漢字になるでしょう。

    (従)

    もともとは「人人」でした。

    これ一つでもこだわると面白そうですよ。

    土の上に人が二人すわっているようすから「坐」

    それが家にあがってすわると「座」

    てへんになると「挫」になり、くじくの意からくじけるになる。

    旗をもって二人の人が歩けば「旅」になり、

    人が3人、森の字のようになると「衆」になる。

    

(62) 左向きに立っている人(左側)と、

    それがひっくりかえった人(右側)が並んだらなんという漢字になるでしょう。

    (化)

    これも「変化する」という意味から花、貨、靴、訛といけそうですね。

 

(63) ひっくりかえった人(右向きに逆立ち?)が

    横に二つ並んだらなんという漢字になるでしょう。

 (比)

    これも「並ぶ」という意味から批、陛、庇、皆、昆といけそうですね。

 

(64) 「匕」は、人を逆さまにした形です。

    これに足形(止)をつけるとなんという漢字になるでしょう。

    (此) 

    足がそろわずつんのめる意味から、ちぐはぐのイメージにつながります。

    柴、紫、雌、髭、嘴、疵など、深く調べたら面白そうですね。

    諸説が飛び交っていそうです。

    ちなみに、

    ユニバーサルスタジオは大阪市此花区にあります。

    大阪花と緑の博覧会会場跡の鶴見緑地公園には今でも

    「咲くやこの花館」があり、いまは食虫植物の特別展をしています。 

 

「北」を入れませんでしたが、

これも同じような漢字です。

ご存じない方は、すぐに手元の辞書を引いてください。

東西南北だけでも、かなりの問題が作れます。

では、本題にもどります。

 

(65) 左の足形の下に横棒一本引いて、

    スタートラインに立って前進する意味の漢字は「之」です。

    「之」の下に「人」をおくとどんな漢字ができるでしょう。

    (先)

    人の体の上に足をのせて、つまさきを強調した漢字です。

    さきっぽをあらわします。

    草の芽が先へ伸びるという説もあります。

    

(66) 「ひとあし・にんにょう」の上に火を乗せました。

    (光)

    人間だけが火を扱える。人類文明にかかわる奥深い文字ですね。

 

(67) 「ひとあし・にんにょう」の上に頭をのせて、「はじめ・もと」を表します。

    (元)

    これこそ「指事文字」の代表格ですね。

 

(68) 「ひとあし・にんにょう」の上に、

    頭蓋骨の固まっていない赤ちゃんの頭を乗せました。なんという字でしょう。

    (児)

    もともと「臼」+「にんにょう」でした。まさに象形文字ですね。

    「兄」は、その頭の骨が固まったという説と、

    口で命令する年上という説といろいろあります。

 

(69) ほこ(両刃の剣に長い柄)に足形をつけました。  

    武器をもって歩き進むという字になりました。

 

(70) 「正」という字を反対に書いて(象形文字)

    「足りない」という意味の指事文字なりました。

    (ヒント:左足形にスタートライン+α)

 

(71) 左足形+「ノ」でずるずる伸びる意味をあらわし、

    これに「えんにょう」をつけました。

 

(72) 十字路から「行」という漢字が生まれました。

    その左半分から「ぎょうにんべん」が生まれました。

    この「ぎょうにんべん」の下に、足形をつけて、部首が生まれました。

答え

69 武  70 乏  71 延  72 しんにょう

 

「しんにょう」も、道だけかと思えば、その下に足形が隠れていたんですね。

「足」・・・ますますのめりこみます。

 

(73) 「降」という字には足がかくれています。どこでしょう。

    (右側に二つ)

     こざとへんは崖をあらわしています。

     右の上(ふゆがしら)は右足形が下を向いた形です。

     右の下は、左足形が下を向いた形です。

     崖(坂道)を下に下っていくという意味になります。

(74) 「降」とよく似た字で「高く盛り上がる」意味を表す漢字はなんでしょう。

    (隆)

    こざとへんは崖をあらわします。  

    右の上(ふゆがしら)は右足形が下を向いた形です。

    その上から下にくだる力をおしのけるように植物が生えるようすから。

 

(75) 「右足形」+「腰かけ」でできた「そこにいる・ところ場所」を表す漢字は。

    (処)

    居所という意味になるが、転じて「とりさばく」になり、

    処世・処理をよく見受ける。

 

(76) もともとは「條」だが、今では「ふゆがしら」を使う漢字は。

    (条)

    下村式では「立ち止まって小枝を見上げる」様子から、

    石井式では「木の足(根)の一筋一筋の」様子から、とある。

    戦後の漢字改革で、日本独自に簡略化した漢字が多々あるので、

    台湾旧字体と、中国簡体字の間にあって、けっこうやっかいだ。

 

「降」も面白かったです。

ただ、ふゆがしらは右足形の下向きというのは明らかなのですが、

辞書的には、右、左と、下へ降りていくようすと出ています。

その下は、左足が右に向いた形だとぼくは解釈しています。

あとで、「囲・違・偉・緯」で混乱が予想されます。

足形を使った漢字たし算クイズをしてみましょう。

 

(77) 門 + 足形 + 石

 

(78) 神 + 足形

 

(79) 頭 + 足形

(80) 手 + 心 + 足形

 

77閣  78祉  79夏  80愛

 

いよいよ追い込みです。

意外な「足」の隠れ場所を捜索します。

 

(81) 「まいあし」という部首を書きましょう。

     (舛)

 

(82) 「舞」には、足が隠れています。どれでしょう。

 

    下の「舛」の、左側が右足、右が左足を表して、

    左右にステップを踏むという意味になる。

    「舞」は飾りをつけて踊るようすをあらわしている。

    

(83) 木の上に両足をのせた漢字はなんでしょう。

 

     舛

     木

 

     これで、目立つという意味になり、

     一方で「すぐれている(傑)」、一方で「はりつけ(磔)」と分かれていく。

 

(84) 人 + 舛 + 木 が 立てに並んでできた漢字は。

    (乗)  

    旧字体は「 」で、舛のかわりに北が入っている。

 

(85) 「はつがしら」という部首を書きましょう。

 

    (癸 − 天)

 

(86) 「発」には、足が隠れています。どれでしょう。

 

    (はつがしらの左右に一つずつ)

     下に向けて「気をつけ」をした形になります。

     左側が「右足形」、右が「左足形」で、八の字型に下向きです。

     「(両足で)前に進む」「二つに分かれる」という意味になります。

     「発」は戦後の簡略字で、もともとは「發」と書きました。

     下村式では、「発」を「お宮にお参りしてから旅に出る様」と  

     ドラマチックな物語となっています。読み物としては面白いが。

 

(87) 「家 + 発」で、屋根が二つに割れてこわれる様から、

    「だめになる」という意味の漢字が生まれました。

     (廃)

     環境廃棄物などという恐ろしいことばが新聞をにぎわしています。

 

(88) 「はつがしら」+「神様にお供え物を捧げる」からできた漢字は。

     (登)

     「豆」は、ふたのついた入れ物を下から両手で

     捧げ持つ象形文字から始まった。

(89) 「囲」の成り立ちは、「井戸を囲む」ではありません。

    子ども向けに石井式も下村式もそう書いてありますが。

    「囲」は戦後の簡略字で、もともとは「口(くにがまえ)」の中は

    「偉(にんべん抜き)」でした。

    さて、この「偉(にんべん抜き)」の中に、足が隠れています。

    どれでしょう。

 

    (上と下に交互に二つ)

     「五−上横棒」は、左の足形が左を向いている。

     「年−ノ−上横棒」は、左の足形が右を向いている。

    これにより、半時計回りに歩く意味から「周りを回る」イメージと、

    左右に反対に向いていることから「逆方向に進む」イメージに分かれる。

 

(90) 十字路の中に「偉(にんべん抜き)」が入ると何という字になりましたか。

     (衛)

     周囲をぐるぐる回って守る意味になる。

 

(91) 道を「逆方向に進む」ことからこんな漢字ができました。

     (違)  

     道ですれちがい互いに行き違う様がよく出ている。

 

(92) 機織りを見たことがありますか。

    まっすぐに張られた縦糸と、

    左右に行ったり来たりしながら織り上げる横糸があります。

    逆方向に行ったり来たりの意味から、横糸を表す漢字ができました。

    (緯)

    北緯40度などと使う。たて糸「緯」の反対は、よこ糸「経」である。

 

(93) 「来」はもともと「來」と書きました。

     「來」の下に足形をつけると何という字になるでしょう。

    (ヒント:ある穀物)

 

   (麦)旧字体は、まさしく「來+なつあし」

   麦が西域から伝わった(やって来た)ことから、麦が転じて来になった。

 

(94) いきなりですが、中国語で「麦当労」とはどういう意味でしょう。

    @カラオケ Aコンビニ Bマクドナルド

 

    B ちなみに、肯徳基は? ケンタッキーフライドチキン

(95) 第1問で英語の foot の話をしました。

    それでは、中国語で「足」について考えましょう。

    中国語で「脚」といえば、どこをさすでしょう。

    @足首から下 A足首から上 Bひざから下 Cひざから上

 

    @ 英語のフットと同じ。

    ちなみに、足首から上は「腿」。

    日本語では、膝から下が「足」

            膝から上が「腿」

            膝から足首までが「脛」

            足先から付け根まで全部を「脚」と言う。

            英語のフット、中国語の脚にあたる語はない?

 

(96) 中国語で「脚腕子」といえば、ずばりどこのことでしょう。

     (足首)

 

(97) 中国語で「走」とは、どういう意味でしょう。

     @日本語と同じで走る A歩く B旅する C車の運転をする

 

     A ちなみに、走ることは「足へんに包」という。

 

(98) 最後に韓国語にも触れておきましょう。

     韓国語で「足が広い」という表現があります。

     日本語ではどういう意味でしょう。

 

     (顔が広い)

     中臣鎌足の話で、韓国語で足のことを「タリ」と言うことに触れた。

     韓国では厳密には、足のことを「パル」、脚のことを「タリ」と言う。

     脚と足の使い分けは、日本と同じである。

 

(99) 韓国語と日本語は漢字の音読みが似ています。

    例えば、「足」は「ジョク」。「族」も同じです。

     「満足」「民族」を韓国語読みで言ってみましょう。

 

    (マンジョク、ミンジョク)

     自分の知っている漢字に系統的に音読みを一つ足すだけで、

     かなりの韓国語の語彙がしゃべれるようになる。

     「日本語の知識で7割まで」オーケーという人もいる(★)。

 

(100) 最後は五色百人一首で締めくくるのが糸井らしいかな。

     古代朝鮮と交流盛んな折りに万葉仮名で詠まれた歌。

     「山」につく枕詞とはなんでしょう。(中高生向きになってきたが。)

 

     (あしびきの)

     足引、足日木、足曳、、、いろいろな漢字表記が残っている。

     ここに大胆な仮説を紹介して、〆としよう。

     足は朝鮮語で「タり」、引く・曳くも古代朝鮮語で「タり」、

     そして山は古代朝鮮語で「タル」。

     「枕詞=被枕詞」の、語呂合わせの修辞法である、と。

     古代日本歌人はみんな百済新羅高句麗からの渡来人であった、と。

     人名大辞典によると「糸井氏」は新羅から渡来とある。

     終戦記念日の半日を、漢字文化に注いできたわけだが、

     こうやって隣国コリアのことを考えると、

     すごい奥深いつながりがあるのだとあらためて肝にしみる。

     東アジアの平和友好の手だてとして、漢字文化をライフワークに

     したいものだと、何かがふつふつとこみあげてきた。

 

     「足」100問達成しました。

     おつきあいくださった先生方、ありがとうございました。

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